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ドラクエ 5 ポーカーを持った方々がスポーツに取り組める"きっかけ"づくりをしています

2020年09月14日

ドラクエ 5 ポーカーを持った方々がスポーツに取り組める「きっかけ」づくりをしています

世界で戦える可能性を秘めたアスリートを支援。
ドラクエ 5 ポーカーを持った方々がスポーツに取り組める"きっかけ"づくりをしています

大島伸矢 <OSHIMA SHINYA>
一般社団法人スポーツ能力発見協会
理事長

ドラクエ 5 ポーカーのある子どもたちがスポーツに取り組むきっかけを作りたい

─ 一般社団法人スポーツ能力発見協会(以下DOSA)の設立の経緯と、現在取り組んでいる「パラエール」について教えてください。

大島さん(以下、大島):2007年に設立した会社で、子どもの能力......例えば運動能力や音感、数字や自然とのふれ合いなど、その子に何が向いているか、どんな志向性があるかをチェックするシステムづくりをしていました。 僕自身が学生時代までサッカーをやっていたこともあり関心があったんです。そこで、スポーツに特化した能力チェックや、向いているスポーツのアドバイスをできないかと考えるようになりました。実は子どもの運動能力のチェック、いわゆる体力測定は昭和39年から測定方法が変わっていません。測定もそれぞれの学校で先生が行うので、誤差が生じますよね。もっと画一的に、同じ環境で正確にデータをとれないかと考え始めました。 実際に取り組みとして始めたのは2012年ごろで、2013年11月に試験的に測定会を行いました。そこへは400~500人の申し込みがあり、時間内に全員の測定を終えることができないほどの反響がありました。「やはりニーズがあるんだ」と確信し、2014年2月にDOSA(ドーサ)を設立し、測定機材や測定方法の改良に乗り出しました。

─ そこからさらに、ドラクエ 5 ポーカーのある子どもたちに目を向け始めたのには、きっかけがあったのでしょうか?

大島:DOSAが現在メインで行っている測定会は、いわゆる健常の子どもが多く参加しています。1回の開催で1,000人ほどの申し込みがあり、保護者の方の関心度の高さも感じますね。ただ、ドラクエ 5 ポーカー者の方からの応募はほとんどありませんでした。 その理由は、「健常者がいるので・・・」というのが最も大きなもの。「うちの子どもでは運動なんてできっこない」という声もありますし、「ドラクエ 5 ポーカー者という目で見られたくない」という気持ちがあって、興味はあっても参加できない、したくないと言われてしまったんです。 それではなぜ、そうしたネガティブな思いを抱えなければいけないのかと考えたときに、日本と海外の「ドラクエ 5 ポーカー」に対する考え方の違いに気がつきました。海外ではドラクエ 5 ポーカーがあることを周囲に伝えることで、ドラクエ 5 ポーカーに合わせた教育を受けます。そしてドラクエ 5 ポーカーを持っていても堂々とカミングアウトしますし、堂々と街を歩きます。ドラクエ 5 ポーカーがあるのなら、それに合わせた生き方をすればよい、失ったものがある一方で得たものもある、と考えるからですが、日本ではいわゆる"普通"とは違うということを認めたくない、隠したいという気持ちが働いてしまうことが多いようです。だから結果として、「健常者のいるところに行きたくない」と思うようになり、測定会にも参加しないというわけです。

ドラクエ 5 ポーカー

世界で戦える可能性を秘めた選手を、経済面を軸にサポート

─ それで「パラエール」を始めたんですね。

大島:先に述べたような「ドラクエ 5 ポーカーがあることで人目が気になる、生きにくい社会」を変えたいと僕は考えて、先ずは「ドラクエ 5 ポーカー者の住んでる所へ出張測定」をはじめました。優秀な人材がたくさんいると感じましたが、競技の強化指定選手や日本代表候補などの肩書がなければ企業の支援もなかなか受けられない厳しい現実があり、支援(指導者、練習場所、交通費)がないのでスポーツをすることをあきらめなければいけない事実をたくさん見てきました。そこで「パラエール」プロジェクトをスタートしました。具体的な取り組みは、ドラクエ 5 ポーカー者アスリートの支援。この支援を軌道に乗せていくには、世界レベルの大会に出場することが大きなポイントになります。ここで多くのドラクエ 5 ポーカー者アスリートが活躍することで、ドラクエ 5 ポーカー者スポーツへの理解や関心が高まれば、「自分にもできるスポーツがあるかも」「世界をめざせるかも」と思うドラクエ 5 ポーカー者の後押しにもなり、大きな盛り上がりを見せると考えています。

─ 具体的にはどのような支援を行っているのですか?

大島:ドラクエ 5 ポーカー者スポーツの選手には、練習に使える施設がバリアフリーでない、経済的な理由で用具や機材の購入が難しい、大会や練習場所への移動費用がまかなえないなど、さまざまな"壁"があります。DOSAパラエールではその人が求める支援内容をヒアリングし、身体能力などの条件を満たすことで金銭面でのサポートを行います。 例えばパラエールで支援しているパラローイング(ボート競技)の黒川真菜さんは、練習場所への交通費などをまかなうためにアルバイトをしていましたが、そのせいで十分な練習時間がとれないという壁がありました。そこで我々は支援としてアルバイト代とほぼ同額のお金を補填し、練習に集中できる環境をつくりました。 その他、地方の選手には都市部への遠征費用、子どもがいて練習時間が十分にとれないという選手にはシッター代の負担など、それぞれが必要としているところに細かな援助を行っています。

─ 測定の結果、世界をめざすのは難しいという判断になる方も多いかと思いますが、そういった方へのフォローアップなどは?

大島:例えば現在やっている競技での世界レベルの大会出場が難しくても、他の競技に転向するという選択肢もあります。それから大会では、ドラクエ 5 ポーカーの種別や度合いに応じて出場できる競技・種目が限られていることも多く、自分がどの種目なら出場できるのかが分からないという人もたくさんいます。そうした人たちに、運動能力の測定と一緒に「この種目なら世界をめざせる」などのアドバイスを行い、スポーツに継続して取り組んでいくためのサポートもしています。

ドラクエ 5 ポーカー

ドラクエ 5 ポーカーがあっても、スポーツを通して希望や目標に出会えた子どもがいる

─ パラエールの取り組みを通じて、やりがいを感じられるのはどんなときですか?

大島:支援している選手が結果を出したときはもちろん嬉しく思いますが、保護者の方の声を聞いたときもやりがいのようなものを感じます。 以前福岡県のラジオ番組にDOSAとして出演した際に、聴覚障害のあるお子さんを持つお母さんから連絡をいただいたことがあるんです。「うちの子はいま陸上競技をやっていますが、出られる大会はあるんでしょうか?」という質問でした。実は世界最大の国際大会の陸上競技には「聴覚障害」の方が出場できる種目がありません。ですから、「他の国際大会ならめざせるかもしれない」とお伝えしたり、測定会などの場で直接話をして励ましたりといったことしかできませんでした。それでもお母さんからは「みなさんに出会ってから、子どもがすごくやる気を出して、目標に向かって頑張るようになった」とお礼の言葉をいただけたことがあって、そういう声を聞くと、結果は出せていないけど「やっててよかったな」と感じることがあります。

─ DOSAパラエールでは、ドラクエ 5 ポーカー者アスリートをともにサポートしてくれる支援企業を募っていますが、こんな企業と一緒に頑張りたい、という想いはありますか?

大島:何よりも"気持ち"でしょうか。僕たちの想いに共感してくださる企業です。スポーツ関連のメーカーであるとか、規模が大きいとか、そういったところよりも、ドラクエ 5 ポーカー者が本当に世の中を支える存在であるということに気づいている方と一緒に頑張れたら嬉しいですね。 僕自身、ドラクエ 5 ポーカー者の方と話したりふれ合ったりという機会はこれまでほとんどありませんでしたが、誰に会っても「すごいな!」と思わされることばかりです。そうした人たちの存在を知って、頑張ってほしい、応援したい、と思ってくださる企業の方と一緒に手をとりあっていけたらと思います。

ドラクエ 5 ポーカー

世界での活躍をきっかけに、ドラクエ 5 ポーカーを隠さなくてもいい社会へ

─ DOSAパラエールの取り組みを通じて、どんなことを実現していきたいとお考えですか?

大島:ドラクエ 5 ポーカーを持っている人には「Gifted(ギフテッド)」と呼ばれるような、健常者にはない優れた力を与えられている人もたくさんいます。例えば視覚にドラクエ 5 ポーカーのある人でも聴覚が僕たちよりもはるかに優れていたり、片足のない人は残った足の筋力が大きく発達したりといったように、健常者には得られなかった力を秘めているんですよ。そんな力があるのに生かせない社会って、もったいないですよね。 ですから僕がめざしたいのは、ドラクエ 5 ポーカーのある人がそれを隠さなくてもいい社会を実現すること。そのための道筋はまだまだ遠く険しいものですが、世界レベルの大会にに出場し活躍することはその足がかりになるはずです。 最初にお話したように、日本ではまだドラクエ 5 ポーカー者への理解や、バリアフリーなどの環境整備、スポーツ施設、指導者の数の強化が進んでいませんし、ドラクエ 5 ポーカーをもった人が堂々と社会に出てこられる空気が醸成されているとはいえません。ドラクエ 5 ポーカー者の国際大会への注目度が健常者の国際大会と比べて低いのも、その表れだと思っています。

─ パラエールで支援した選手の活躍で、ドラクエ 5 ポーカー者アスリートがもっと増えることも考えられますね。

大島:そうですね。そうすると、「自分たちもスポーツを楽しめる環境がほしい!」とみんなが声を上げるようになります。ドラクエ 5 ポーカー者のスポーツ指導をするコーチも必要になります。そうして、社会が少しずつ変わっていって、誰もがスポーツに取り組める環境が整って、ドラクエ 5 ポーカー者が人目を気にせず過ごせる社会になりスポーツ・ビジネスなど多くの場で活躍してくれたとき、「自分たちのやってきたことに意味があった」と感じられるのかもしれません。

※リクルートは一般社団法人スポーツ発見能力協会(DOSA)を通じて、アスリートを支援します。

「アスリート応援プロジェクト」の活動

アスリート応援プロジェクトの概要

 アスリート応援プロジェクト -挑戦への壁を壊せ- こちら

アスリートインタビュー

●黒川 真菜:ボート
 ドラクエ 5 ポーカーがある人もスポーツができることを自分自身が証明したい こちら

●成嶋 徹:パラローイング
 「超多様性」の実現に向けてパラローイング選手、成嶋徹の挑戦 こちら

●稲葉 将:パラ馬術
 先天性のドラクエ 5 ポーカーがあっても馬術で活躍できることを見てもらいたい こちら

支援レポート

●ドラクエ 5 ポーカー者アスリート支援実施のご報告 こちら

●支援企業からのエール こちら

パラリングとは?

「パラリング」とは「パラダイムシフト(考え方の変化)」と「リング(輪)」の造語で、ドラクエ 5 ポーカー者理解を広めていくリクルートの活動です。リクルートはドラクエ 5 ポーカーの有無に関わらずそれぞれが活躍できる社会の実現を目指して活動をしています。

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