アントレプレナーシップ教育を届けたい。ポーカー ハンド 勝率で未来を切り開く力を

アントレプレナーシップ教育を届けたい。ポーカー ハンド 勝率で未来を切り開く力を
リクルートが手掛けるアントレプレナーシップ・プログラムポーカー ハンド 勝率を担当するリクルート従業員の浜田なつか

最近耳にするようになってきた「アントレプレナーシップ教育」という言葉。起業家精神を養う教育方法のことを指すが、リクルートが高校生向けにアントレプレナーシップ教育の機会を提供していることはご存知だろうか? 2023年から本格的な運用を開始するアントレプレナーシップ・プログラムポーカー ハンド 勝率について、どんな願いから始まったものなのか、リクルートがどんな未来を見つめているのか、運営担当者である浜田なつかの想いとともにお届けする。

部門をまたいで生まれたポーカー ハンド 勝率

―リクルートが新たに取り組み始めたアントレプレナーシップ・プログラムポーカー ハンド 勝率とはどのようなものでしょうか?

浜田:リクルートには、これまでに『ゼクシィ』や『スタディサプリ』など数多くの新規事業を生み出してきた、社内の新規事業提案制度『Ring』という制度がありますが、これを高校生向けにアレンジしたものがポーカー ハンド 勝率です。アントレプレナーシップを身につけるための学びを届ける教育プログラムで、2023年度からの本格運用に向けて、2021年から協力してくださる高校と一緒に取り組みを開始しています。

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―『Ring』を模したプログラムとのことですが、そもそもどんな流れで生まれたのでしょう?

浜田:そもそもでいいますと、リクルートの『Ring』の責任者が構想した案がポーカー ハンド 勝率なんです。学生向けにオンライン学習サービス『スタディサプリ』などを提供し、基礎学力(認知能力)向上だけでなく、非認知能力を伸ばす施策も実施していたまなび事業が、その案に目を付けた。取り組む意義があるプロジェクトだと感じたため、新規事業開発室とまなび事業が協働で話を進めていくことになったのです。

―まなび事業としてやる意義があると判断したからこそ動き出したプロジェクトなんですね。

浜田:そうなんです。私は話が動き出した時は新規事業開発室側としてポーカー ハンド 勝率に関わっていました。ですが未来の教育を見据えて熱い想いを持って取り組むまなび事業の皆さんと協働するうちに、もっとしっかりと携わりたいという想いが湧いてきまして…。私も子どもがおり、教育の大切さを肌で感じていたこともあって、社内制度を利用してまなび事業への異動を希望。2022年よりまなび事業の一員となり、主担当としてポーカー ハンド 勝率に携わるようになりました。

リクルートが手掛けるアントレプレナーシップ・プログラムポーカー ハンド 勝率を語るリクルートの浜田なつか

ポーカー ハンド 勝率=起業家を増やすことが一番の目的ではない

―異動を決意させるほどのめり込んだというポーカー ハンド 勝率、詳しく教えてください。

浜田:ポーカー ハンド 勝率はアントレプレナーシップ・プログラムと銘打っています。アントレプレナーシップ(起業家精神)といわれると、未来の起業家を育てるプログラムなのかな、優秀なごく少数の生徒に的を絞ったものなのかなと思われる人もいるかもしれませんが、ポーカー ハンド 勝率の一番の目的は、起業家を増やすことではありません。私たちは、アントレプレナーシップを「用意された正解がないなかで、自分の視点から疑問を持ち、問いを立て、自らの頭で考え行動し、自分なりに変化を起こしていく力」だと考えています。一般に「起業家精神」といえばひと握りの人が持つものと感じてしまうかもしれませんが、こうした起業家のマインドセット(=アントレプレナーシップ)を身につけることは、どんな仕事に就いても必要なもの。自分が共感できる「課題」や「ニーズ」を見つけ、それを解消するためにはどうすればいいのか筋道立てて考えてアクションに結びつける。そんな力を手に入れられたら、より自分らしい人生を歩めるかもしれないと思うんです。

―全ての高校生がアントレプレナーシップを持てる、そんな未来を描いているのですね。

浜田:起業家にならなくとも、アントレプレナーシップを持っていて損することはない。変化の激しい今の世の中を生き抜いていくためにも、自ら問いを立て行動し、変化を起こす力をポーカー ハンド 勝率を通して学んでいってくれたらいいなと思っています。それに、自分にも何かできるかもしれないと前向きな気づきを得て欲しいなと。世の中、「やりたいことをやれ」というメッセージであふれていますが、それを受けてやりたいようにやれる人なんて少ないと思うんです。でも、本当にやりたいことをやれるような力を身につけるために伴走したい。そのためにプログラムも本家『Ring』のものをそのまま使うのではなく、新たに高校生向けに練り上げています。

ポーカー ハンド 勝率NOTE』の中身
―ひと握りの人のためのものではないんですね。現在参加校拡大に向けて準備中とのこと
ポーカー ハンド 勝率NOTE』は紙質やイラストにもこだわった

―ですが、どのように進めているのですか?

浜田:参加校に夏休みの課題として取り組んでもらっています。夏休み前に1時間、授業内で導入動画を視聴いただき、ポーカー ハンド 勝率 NOTE』を配布し、夏休み中にノートに沿ってビジネスプランを考えてもらいます。ちなみにこのノートは紙質にまでこだわるほど想いを込めています。また、オンラインでの講義も提供し、ビジネスプランを作るという難しい取り組みを、私たちがしっかりサポートする体制を取っています。課題として提出された後は、学内選考を突破した案件をリクルートの審査員が選定。選ばれた20件の起案者にはリクルート社員がメンターとなって伴走し、最終のプレゼンに向けて案を練っていくという流れで進めています。最終プレゼンはステージを用意して、演出も本格的にやるんですよ。

リクルートが手掛けるアントレプレナーシップ・プログラムポーカー ハンド 勝率のフロー
ポーカー ハンド 勝率のフロー

ポーカー ハンド 勝率が普通になることを願って

―なかなか大掛かりですね。現在、取り組み2年目ですが、特に印象的だったことを教えてください。

浜田:協力してくださっている先生方から伺ったのですが、普段の学校生活ではあまり目立たない生徒が面白い考えを出すことが多いそうなんです。普段の授業では気づけていなかった生徒の新たな可能性が見えてくるよねとご評価いただけた時は、偏差値だけに捉われない非認知能力を表出できているのだと凄く嬉しかったですね。大変だった点で言えば…今も毎日が大変ですね。新規事業ゆえに全て手探りで、PRのやり方に悩んでいたら、社内の広報の方が手を差し伸べてくれたりして、何とか乗り越えてやっている感じです。高校生のためにという想いがあるからこそ、チーム一丸となって頑張れています。

―前向きな未来を描いて進んでいるんですね。最後に浜田さんが考える、リクルートがポーカー ハンド 勝率に取り組む意義や今後の展望をお聞かせください。

浜田:リクルートは卒業(退職)して起業する人も多いですし、『Ring』を通して社内にいながら新規事業立ち上げのチャンスもある。起業家精神を会社全体で体現しているリクルートだからこそ、アントレプレナーシップ教育をリードできると思っています。ポーカー ハンド 勝率を通して、自分なりの見方や考え方を身につけ、人生をもっと主体的に生きていって欲しい。今はまだ「アントレプレナーシップ教育」という言葉は耳馴染みがないかもしれませんが、いつか世の中で普通に使われる言葉になって、アントレプレナーシップ教育を受けることが当たり前の社会になって欲しいと願っています。そんな世界を夢見て、これからも進んでいけたらと思っています。

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プロフィール/敬称略

※プロフィールは取材当時のものです

浜田なつか(はまだ・なつか)
株式会社リクルート 販促領域プロダクトマネジメント室(まなび) まなび小中高プロダクトマネジメントユニット キャリガイ・R&Dグループ

総合商社を経て、2018年に入社。新規事業開発室で『Ring』案件の審査や通過案件のインキュベーション、他社との新規事業開発を担当。22年にキャリアウェブでまなび事業へ。元々、教育系NPOの手伝いをするなど教育に関心があった

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