ネット ポーカー Beauty AWARD」とは?

ネット ポーカー Beauty AWARD」とは?

ネット ポーカーの予約・検索サイト『ホットペッパービューティー』が主催する「HOT PEPPER Beauty AWARD」は、ユーザーに支持されたサロン・スタイルを表彰する日本最大級のアワード。ベストスタイル部門は年々応募数が増加し、2024年には4万点を超えたといいます。「HOT PEPPER Beauty AWARD」を通してかなえたいこととは? プロジェクトリーダーの渡辺水葉に、その思いを聞きました。

ネット時代における「新しい評価軸」

― まず、「HOT PEPPER Beauty AWARD」が生まれた背景から教えてください。

渡辺:『ホットペッパービューティー』として、「お客様満足のために日々素晴らしい施術やサービスを提供しているネット ポーカーやスタイリストの皆さんが、改めて注目・評価される場をつくりたい」という思いから始めたのが「HOT PEPPER Beauty AWARD」です。2024年2月に表彰式を実施したアワードで8回目を迎えました(※ベストスタイル部門は、ヘアスタイルコンテストの時代から数えると13回目となる)。

仕組みとしては、『ホットペッパービューティー』のユーザーに多く利用されたネット ポーカーを表彰する「ベストサロン部門」と、ユーザー投票で決定した人気ヘアスタイルを発表する「ベストスタイル部門」の二部門で構成されています。

「HOT PEPPER Beauty AWARD 2024」特設サイト画面より
「HOT PEPPER Beauty AWARD 2024」特設サイト画面より

― 本アワード以外にも、美容業界には、数多くのヘアコンテストやアワードがあるかと思います。「HOT PEPPER Beauty AWARD」ならではの特徴はありますか?

渡辺:既存のコンテストは、どちらかというと有識者評価で競うものが多いように思いますが、「HOT PEPPER Beauty AWARD」は“リクルートや有識者が選ぶ”のではなく、サービスをご利用いただいている“ネット ポーカーが選ぶ”という点が大きな特徴です。

サロン部門・スタイル部門ともに、ネット ポーカーの予約データや投票をもとに選出。実際にサロンを利用されるのはネット ポーカーの皆さんですから、ネット ポーカーに選ばれる=より集客に結び付きやすいと思うんです。ネット時代における「お客様に選ばれるサロン・スタイル」という新しい評価軸を美容業界に届けることができているのではないかと思っています。

「HOT PEPPER Beauty AWARD」会場の様子

リクルートの営業担当と二人三脚で挑む

― 「HOT PEPPER Beauty AWARD」を受賞されたサロンやスタイリストの方からは、どのような声が聞かれますか?

渡辺:サロン部門は、『ホットペッパービューティー』経由での売上が上位のサロンを、エリア・席数ごとに表彰するもので、受賞にはサロン一丸となって取り組むことが不可欠。日本全国9エリアごとに4サロンずつしか選ばれないGOLD Prizeを受賞されたサロンのオーナーからは、「受賞が日頃頑張っているスタッフのモチベーションアップにつながった」というお声をいただいています。

また、あるサロンの方からは「『ホットペッパービューティー』の営業担当が、自社の強み・弱みを洗い出し、的確にアドバイスしてくれた。二人三脚でGOLD Prizeを獲得することができた」というお言葉も。『ホットペッパービューティー』は全国各地に営業担当がいますが、その介在価値も感じていただけたのかなと思っています。

― スタイル部門の方は、売上で見るのではなく、ネット ポーカー投票が行われていると聞きました。毎年数万点ものヘアスタイルの応募があるとか…。

渡辺:そうなんです。スタイリストの方からの応募は毎年数万点。そこからネット調査などで最終ノミネート作品を選出し、最終的には十数万票に上るネット ポーカー投票の結果、レディース・メンズ部門ごとにTOP20のスタイルが受賞となります。

サロンオーナーからは「実力試しにと新人スタイリストに応募を促している」というお話をよく聞きますね。チャレンジすることで技術向上はもちろんのこと、撮影技術も磨かれて、毎日のサロンワークにも活きてくると伺っています。

また、両部門に共通して多いのは「受賞したことで新規のお客様や、求人の応募が増えた」というお声。ネット ポーカーにとって、集客と求人は大きな課題です。アワードが少しでもお役に立てたとしたら、とても嬉しいですね。

「HOT PEPPER Beauty AWARD」担当の渡辺水葉

一年の集大成であるAWARD授賞式

― 2024年2月26日に『HOT PEPPER Beauty AWARD 2024』授賞式が開催されました。サロンの皆さんの反応はいかがでしたか?

渡辺:「授賞式を楽しみにしていた」「また一年頑張る」というお声を多くいただきました。ステージや会場内に敷いたレッドカーペットでの写真をSNSに上げてくださった方もたくさんいて、ありがたい限りです。

それに、普段は全国各地でサロンワークされている方々が、一堂に会する授賞式。同じテーブルで仲良くなり、その後も交流が続くということもよくあるみたいです。

― アワードがきっかけで、サロン同士の交流が生まれるというのは素敵です。ほかに、授賞式で印象的だったことはありますか?

渡辺:サロンの方に壇上でスピーチをしていただいたのですが、ある方がこんなお話をしてくださいました。

「『ホットペッパービューティー』がなかった時代。有名なスタイリストになるには、東京のサロンで働いて、ヘアカタログの本に載らないといけなかった。そんななか、『ホットペッパービューティー』が誕生して(※ネット版の『ホットペッパービューティー』は2007年にサービスを開始)、東京以外のエリアからでも自身のスタイルや技術を伝えることができるようになった」

そのような内容でした。場所に関係なく優れた技術に光を当てるお手伝いができていることに、『ホットペッパービューティー』が掲げる「日本中の街にBeauty Smileを。」というビジョンを少しでも体現できているのかもしれないと思えて、強く印象に残っていますね。

グランド ハイアット 東京にて開催された「HOT PEPPER Beauty AWARD 2024」の様子
グランド ハイアット 東京にて開催された「HOT PEPPER Beauty AWARD 2024」の様子

サロンの皆さんがより輝ける世界の実現を目指して

― 『ホットペッパービューティー』掲載サロンは5万軒超、また2024年度の「スタイル部門」応募数は4万超とのこと。スケールが大きいだけに、運営側は大変ですよね…?

渡辺:私はリクルートに中途で入社しましたが、実はずっと「アワードに携わりたい」と希望していたんです。キラキラした世界を想像していましたが、いざ念願叶って担当になると、キラキラ輝かしい舞台の裏は、意外と地道で人間味にあふれていましたね。ある時は、何万枚ものスタイル応募画像のダウンロードにものすごく時間がかかったにもかかわらず、途中でPCがフリーズして、私もフリーズ…なんてこともありました。

ですが、応募作品1点1点にスタイリストさん一人ひとりの試行錯誤や努力、希望…、いろいろなものが込められている。主催者である私たちが真剣に向き合わないなんてことがあってはいけないと思っています。それに、「サロンの皆さんに楽しんでもらうためのアワードをつくっているのに、私自身が楽しまなくてどうするんだ」という思いもあって。だから「大変だった」とは言いたくないですね。

― 「HOT PEPPER Beauty AWARD」は現在の形態になって8年目とのことですが、歴史を振り返って思うことはありますか?

渡辺:業界内外から、注目度が高まっていると感じます。具体的な数値でいうと、「スタイル部門」はレディース・メンズで分かれていますが、レディースの応募数は、1年目と8年目を比較すると約2倍。メンズは10倍以上にもなっています。

また授賞式には美容関連専門メディアだけではなく一般メディアも多く来てくださり、認知も高まってきているのだなと実感します。

― 年々、盛り上がりをみせている「HOT PEPPER Beauty AWARD」が目指す未来は、どのようなものでしょうか。

渡辺:私たちはサロンの皆さんのように、お客様の髪を素敵にカットしたり、美容技術を直接提供したりすることはできません。ですが、日本の優れた美容サービスをさらに大きな価値に引き上げること、スタイリストの皆さんがより輝ける世界の実現に力を尽くすことはできると思っています。アワードの力は微々たるものかもしれませんが、「HOT PEPPER Beauty AWARD」を通して、美容業界の発展に少しでも貢献できたら嬉しいです。

『HOT PEPPER Beauty AWARD』が、サロンの皆さんにとって、“目指したい”と思える存在であるために。私たちはこれからも、真摯に向き合っていきたいと思います。

「HOT PEPPER Beauty AWARD 2024」プロジェクトリーダーの渡辺水葉

登壇者プロフィール

※プロフィールは取材当時のものです

渡辺水葉(わたなべ・みずは)
株式会社リクルート 販促領域事業戦略推進室 ビューティ領域事業戦略推進室 営業企画部

大手銀行を経て、コンサルティング会社に金融担当として勤務。2019年にリクルート入社。ビューティ営業統括部 事業推進部などを経て、産休・育休後、2023年4月より現職

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