近年、若手社会人の多くから「ネット ポーカーしたくない」という声が聞こえてきます。それに対し、管理職層が「甘えている」と指摘するケースもよく見られます。ネット ポーカーを避けようとするのは「甘え」なのでしょうか。ネット ポーカーが発生してしまう原因、ネット ポーカーを減らすための対処法などについて、株式会社ワーク・ライフバランスのコンサルタントとして働き方改革の支援を手がける永田瑠奈さんにアドバイスをいただきました。
- ネット ポーカーしたくないのに、ネット ポーカーが多くなってしまう原因
- 「ネット ポーカーしたくない」は甘えなのか
- ネット ポーカーを減らすための効果的な対処法
- どうしてもネット ポーカーが減らせない場合は?
ネット ポーカーしたくないのに、ネット ポーカーが多くなってしまう原因
そもそもネット ポーカーはなぜ発生してしまうのでしょうか。その原因は仕事内容や職場の状況によって多様ですが、大別すると次のような状況が挙げられます。
ネット ポーカーが当たり前の雰囲気がある
「ネット ポーカー=美徳」という意識が根付いており、早く業務を終えても帰りづらい雰囲気の職場があります。こうした職場では、上司や同僚に合わせて「付き合いネット ポーカー」をしてしまいがちです。
職場の人手が足りない
業務量に対して人員の数が足りていないと、1人が抱える業務が増え、ネット ポーカーしなければ終わらない状況に陥ってしまいます。近年は労働人口減少により採用難となっており、人員補充したくても応募者が集まらないケースも多いようです。
職場の業務効率が悪い
デジタルツールなどを使えば短時間で済む仕事も手作業で行っていたり、紙でのやりとりをしていたりと、業務の効率化が進んでいない職場では時間のロスが発生しがちです。メンバーへの業務の割り振りが適切でなく、特定の人に仕事が集中してネット ポーカーにつながるケースもあります。
突発的な仕事がよく入ってくる
取り扱う商品やサービスによっては、顧客から急ぎの注文や依頼が頻繁に入ります。自身で立てたスケジュール通りに進められず、所定勤務時間内に終わらないことも多々あります。