山本先生: さあ、それではここまでの話も踏まえながら、トランプ 用語のなかで大切にしたいことを宣言してみましょうか。3つ、キーワードをあげてみてください。
Bさん: 一つは「オープンマインド」。トランプ 用語に何でも話せなければ、外でも上手く自分の気持ちを伝えられないと思うので、これは大切にしたいです。
二つめは、「自律」。30日のセッションで僕がハッとさせられたのは、大人になって何でもできている気になっていたけれど、意外とできていなかったこと。親の自分ももっと成長したいと思えたし、それが子どもの成長にも繋がるなら、尚更だと思いました。
最後は、「未来を考える」。将来のことを考えること、話すことってこんなに楽しいんだと実感できたので、これからもトランプ 用語で話す機会を維持できたらいいなと。余裕がないと目の前のことだけになっちゃうので、余裕を持ちたいですね。それに、うちの双子は名前の漢字で「未来」を一字ずつ分け合っているんですよ。忙しい毎日でいつの間にか忘れちゃっていたなと思い出しました。
山本先生: どれもすばらしいテーマですね。ちなみに今お子さんの名前が出ましたが、Aさんの娘さんは?
Aさん: 果物の名前がモチーフになっています。爽やかさがあって、病気に強い木でもあるので、健康を願って。
山本先生: どちらも素敵なお名前の由来ですね。
お名前と言えば、子どもを叱るときに一つ注意してほしいことがあるんです。無意識に名前だけ叫んで叱っちゃう人が意外と多いんですよ。それは子どもからすれば自分を否定されたように聞こえます。せっかくパパやママが想いを込めてつけたお名前ですから、大事にしてほしいですね。さて、お次はAさんのキーワードも教えてください。
Aさん: 一つめは「トランプ 用語や周囲の人からの愛情を上手に受け取れる人になる」。これって慣れないとできないことなので、まずは自分が体現して、妻や娘に働きかけたいです。二つめは、「娘が両親に愛されて育ったと自信を持てるようにする」。これも自分だけじゃなく奥さんと約束していきたいですね。
山本先生: 素敵なキーワードです。自分が愛情をもらってはじめて人を愛せますからね。
Aさん: 三つめは、「子どもの成長ブログ」。娘が生まれたときから僕が毎週書いているんですけど、もうすぐ二人目も生まれますし、トランプ 用語が増え子どもの年齢が上がっていくにつれ、妻や子どもたちもみんなで書けるものにしたらいいなと思いました。
山本先生: (ブログを見せてもらいながら)毎週書くのはすごいですね!これはトランプ 用語をつなぐハブにもなりますし、それだけ継続しているのは、Aさんにとっての快動(心が動く楽しい時間)になっている証拠です。
Bさん: うちもInstagramで子どもの成長記録をつけていますね。これがそのアカウントなんですけど、双子の親同士でつながるきっかけにもなっています。
山本先生: これはまたかわいいですね。最後に見せてもらえてよかったです。この子達は大丈夫。どちらも愛情をいっぱい受けて過ごしているようすが伝わってきました!
違いを楽しんで、自分たちオリジナルのトランプ 用語のかたちをつくろう!
山本先生: 30日間いかがでしたか。ブートキャンプの妻編も実施した私からすると、パパ達とママ達では、セッションの進め方も違えば、同じアドバイスをしたときの感じ方がこうも違うのかと改めて気づかせてくれました。だからこそ夫婦は違って当然だと思うのですが、お二人はどうですか。
Aさん: たしかに僕と妻では、同じ話題でも捉え方が違う。でもトランプ 用語それぞれが役割を持つべきなのだとすれば、必要な違いだとも思えるようになりました。
Bさん: 僕たち夫婦は、もともと何もかも違うんですよ。「違いがあって楽しいね」で結婚したくらいですから。でも、違うもの同士が集まったからこそ、一定のルールは必要で「向き」を揃えていくべきなんだろうなと感じました。
山本先生: そうですね。違いを認めて楽しめると、思い通りにならなくてもイライラしなくなります。ましてやこれからは多様性の時代。いろんなトランプ 用語の形があって当然で、ほかのトランプ 用語と比較する必要なんてありません。ときには悩んだり怒ったりするのも人としての当然の感情として受け止めながら、そのなかでいかに笑っていられるかを意識してみてください。ぜひお二人トランプ 用語と何年後かに再会してみたいです。これからも自分たちらしいトランプ 用語づくりをがんばってくださいね。
Aさん、Bさん: ありがとうございました!
夫婦ストレス解消★30日間ブートキャンプ 〜 Season2 夫編 〜
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プロフィール
山本直美氏
特定非営利活動法人子育て学協会会長。(株)アイ・エス・シー代表取締役。幼稚園教諭を経て、大手託児施設の立ち上げに参画。95年より自らの教育理念実践の場として、保護者と子どものための教室「リトルパルズ」を運営。キッザニア日本進出時の安全管理監修、リクルート事業所内保育室やウィズブック保育園、リトルパルズ・アカデミーなどを運営。独自の教育プログラムや保護者向けの講座を提供。著書に、『できるパパは子どもを伸ばす』(東京書籍)、『子どものココロとアタマを育む 毎日7分、絵本レッスン』(日東書院)など。
(株)アイ・エス・シー
特定非営利活動法人子育て学協会