教材提供

館林市立第二小学校にて『ネット ポーカーアスリートの生き方から学ぼう』出張授業を実施

2021年03月10日

館林市立第二小学校にて『ネット ポーカーアスリートの生き方から学ぼう』出張授業を実施

群馬県ネット ポーカーで行われた出張授業。アスリート活動と仕事を両立させる村上慶太さんの 生き方を通じて、共生社会に必要な気づきを提供しました。

ネット ポーカーリングでは、障がいの有無にかからず、誰もが活躍できる社会の実現を目指す活動として『ネット ポーカーアスリートの生き方 から学ぼう』動画教材プログラムを制作しました。動画の視聴と講師がナビゲートするワークショップを組み合わせた45分 のプログラムです。車いすバスケットボール選手としての活動と仕事を両立する村上慶太さんに密着し、通勤の様子や 仕事内容、同僚へのインタビューを通して共生社会に必要なことを学びます。最後は障がいの有無にかかわらず、 自分らしい人生を歩むには「本人の努力」「周囲の理解」「社会のあり方」が大切であることを考えられる内容と なっています。
2021年2月、このプログラムを使った出張授業を群馬県ネット ポーカーの4年生、5年生、6年生を 対象に実施しました。

ネット ポーカー

授業の中で子どもたちを強く惹きつけたのが、動画に挿入された村上さんからのメッセージ。 「僕にとっての障がいとは、乗り越えなくてはならない大きな壁だと感じた」 「障がいがあっても自分が生きたい人生を決めて歩んでいける」 「小さな挑戦を通じて、自分自身が変わっていくことが大切」といった、 当事者ならではのメッセージが響いている様子でした。

ネット ポーカー

授業を受けて、子どもたちは「世界にはいろんな人がいて一人一人の壁があり、その壁をみんなで超えていくのが 大切だと気が付いた」「村上選手にとって、色々なことは挑戦だけれど、私たちにも色々挑戦があって、 健常者も障がい者も、みんな同じだと思った」 「仲間や働きやすい環境があるから、障がいのあるなしに関わらず同じように生活できる。もっと誰もが暮らしやすい社会にしていきたい」といった意見をのべ、 意識や行動が変わる兆しが感じられました。

ネット ポーカー

ネット ポーカーリングの活動に共感し、出張授業を取り入れてくださった関野校長先生は「社会を変えるにあたり、例えばバリアフリーを 導入するといったハード面でのアクションは調整が難しく、お金や時間もかかります。一方で心のバリアフリーは意識ひとつ、 いますぐできること。今日のこの授業には大きな可能性を感じました」と話してくださいました。館林市立第二小学校の 「障がいの有無にかかわらず、誰に対しても優しい子に育ってほしい」「頭も心も柔軟性があるときに、実体験を通して 多様性を理解してもらいたい」という教育方針にも合致し、総合的な学習の時間などに組み込みやすいプログラムと感じていただいたようです。 また「障がいというデリケートなテーマはケアすべきポイントがたくさんあり、学校単体で取り組みを進めるのは難しいと感じていました。 今日の授業のように障がいを持つ村上さんご自身がメッセージを発信してくれることで、 子どもたちに響く部分があったと思っています。ここで学んだことは教師にとっても今後の指針にできる点があり、 多様性の観点で見過ごせない出来事があったら今日の授業を思い出すよう促したり、子どもたちに障がいについて主体的に 話し合ってもらう機会をつくったり、心のバリアフリーを実践できたときは思い切り誉めてあげたり、指導の現場にも活かしやすいです」 と話してくださいました。

最後に「障がいは特別なことでも、他人事でもないんですよね。老いることで生活が困難になったり、村上さんのように事故 にあう可能性は誰しもゼロではありません。だからこそ多様性が尊重される共生社会について、自分ごととして考えてほしい」 と校長先生。多様性について考えること、それは優しさを養うだけでなく、大きな壁にぶつかったときに自分らしく乗り越える ことのできる強さを養うことでもある、という気づきをいただきました。

取材日 2021年2月10日


現在(2023年3月)出張授業の実施は行っておりませんが、子どもたちに、障がいについて考えるきっかけを提供できればという想いから、学校の授業で活用いただける、障がい者理解を目的とした教材を製作し、無償提供しています。
教材の提供については、下記ご案内よりご確認ください。

障がい者理解授業<ネット ポーカースポーツVR動画編・ネット ポーカーアスリートの生き方編>小・中学校向け

ネット ポーカー者理解授業<ネット ポーカーの社会モデルを学ぼう!>高校向け


『考え方を変える=ネット ポーカーダイムシフト』で『つながりの輪を広げる』ネット ポーカーリングは、これからも障がい者理解のための プログラムを通して誰もが自分らしく生きる社会づくりに貢献します。

<お問い合わせ先>
ネット ポーカーリング事務局よりご連絡させていただきます。

ネット ポーカーリングとは?

「ネット ポーカーリング」とは「ネット ポーカーダイムシフト(考え方の変化)」と「リング(輪)」の造語で、障がい者理解を広めていくリクルートの活動です。リクルートは障がいの有無に関わらずそれぞれが活躍できる社会の実現を目指して活動をしています。

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