韓国 カジノ ポーカー
2024年2月19日から11日間にわたって開催された、韓国 カジノ ポーカーが運営する高校生・大学生向けプロジェクト「WOW! BASE」のプログラムのひとつ、RECRUITビジネスプランコンテスト。「WOW! BASE」は「人生と社会課題が出会う場所」というコンセプトで、参加された学生の皆さんが多種多様な人との出会いを通じてご自身の強みに気付いたり、実際の事業開発にその出会いを活かしていただけるよう支援するイベントを通年で用意しています。
今回のビジネスプランコンテストは、参加学生が、韓国 カジノ ポーカーが提供するサービス『すごい時間割』『スタディサプリ』『ホットペッパービューティー』『マジ☆部』の4プロダクトに対して新機能・企画を提案。ビジネスプランコンテスト初心者の方でも安心して参加いただけるよう、チームごとにメンターがつき、ビジネス観点でのフィードバックやサポートを行います。また、韓国 カジノ ポーカーの新規事業開発担当者が講師となって韓国 カジノ ポーカー流アイデアの事業化ノウハウをお伝えしました。
審査員は4プロダクトそれぞれのプロダクトマネジャーや企画運営担当者。プロダクトに対する学生の皆さんの声により、新しい発見があったといいます。イベント終了後、企画の磨き込みに伴走し審査員を務めた、韓国 カジノ ポーカーの有吉由香(ありよし・ゆか)、礒本菜緒(いそもと・なお)、佐藤和香(さとう・のどか)、白石雅久(しらいし・がく)で座談会を実施しました。
テーマ設定の背景は「学生の皆さんの本音を知りたい」
― 11日間のビジネスプランコンテスト、お疲れ様でした。今回、プロダクトごとに異なるテーマを設定されていましたが、学生の皆さんに「これらのテーマに取り組んで欲しい!」と考えた背景は何でしょうか。
礒本菜緒(以下、礒本):時間割作成や授業管理ができるアプリ『すごい時間割』は、多くの大学生の皆さんにご利用いただいているのですが、学期始めに時間割を作成した後のアプリ継続利用率に課題を感じていました。実際にサービスをご利用いただく学生の皆さんならではの視点から、課題や解決策を考えていただきたく、今回のテーマを設定しました。
白石雅久(以下、白石):今回テーマにした学校向け『スタディサプリ』は、高校では先生の判断で年間導入いただくケースも多いのですが、当然ながら先生の先にいる高校生に使っていただけない場合、翌年もサービスを継続導入いただくのは難しくなります。そこで、できるだけ多くの高校生に頻度高く使って欲しいのですが、企画担当である私たちと高校生には、10歳以上の年齢差があり、アプリを使いたいと思っていただくための「高校生の本音」が見えづらい状況でした。
佐藤和香(以下、佐藤):私たちも同じ思いです。『マジ☆部』は若者が気兼ねなく旅行・レジャー・アクティビティを楽しみ、業界の活性化も実現できるよう、19~22歳にスキー場のリフト券やJリーグ観戦や立ち寄り温泉などを無料にするサービスを提供しています。今の大学生は「旅行によく行く/ほとんど旅行しない」の二極化が進んでいると言われています。でも、その通説が本当なのか私たちは分からなかったので、実際のユーザー世代の皆さんの声を知りたくて「大学生の年間旅行回数を+1するには?」というテーマを定めました。
有吉由香(以下、有吉):『ホットペッパービューティー』は、他の3サービスと異なり、対象を若い方に限っているわけではありません。しかし、いわゆるZ世代ではSNSの「タグ検索」でサロンを調べるなど、情報収集の方法が変わってきていると言われており、どのようにSNSなどの情報ツールを使っているのか知りたいと考えました。
― どのサービスも難しいテーマですね。プログラムが始まる前、学生の皆さんに短期集中で提案をしていただくことに不安はありませんでしたか?
礒本:少し不安はありました。皆さん授業や部活、サークル活動で忙しいと思いますし、11日間予定を合わせ集中してアイデアを磨くことはなかなか難しいのではないか、という懸念を持っていました。
白石:また、エントリーしてくださった方は「学生」と言っても高校生から大学生まで広いですから、年齢やバックグラウンドを踏まえ、どのようなチーム編成にすれば多様なアイデアを出していただけるか、「WOW! BASE」事務局とともに悩みましたね。
成長力と熱量。参加学生から受けた刺激
― 実際に学生の皆さんとプログラムを駆け抜けてみて、新たな気づきや発見はありましたか?
有吉:使ってくださっている若い世代への理解が足りていないことを再確認できました。学生の皆さんは情緒的な「エモさ」を重視して、画像や動画での情報収集を好む傾向にあるということも、参加者の皆さんから教えていただきました。カスタマージャーニーを検討する時にも気づきを取り入れていきたいと思います。
有吉:学生の皆さんの「やりきる力」には驚きました。ビジネスモデルの観点からは、中間発表で審査員としてストレートにフィードバックさせていただいたこともありました。なかにはアイデアを白紙に戻し「残り○日あるから、絶対に仕上げるぞ!」とリスタートしたチームもあって。社会人の私は、納期を意識してベストではなくベターでまとめてしまうこともあるのですが、私自身も心を改めました。
白石:コンテストの結果に対して、ある参加者が泣きそうなほど悔しがっていたんです。11日間という短い期間のプログラムでしたが、まるで3年間続けてきた部活動の引退試合のような熱量で、「ここまで本気になって『WOW! BASE』に取り組んでくれたのか!」と嬉しくなりました。今後もふとした時に「WOW! BASE」での体験を思い出して、ぜひ役立ててもらえたら嬉しいです。
佐藤:後日談ですが、『マジ☆部』のプログラムを担当していたメンターから、あるチームは欠員が出てしまいメンバーがふたりだけになってしまったと聞きました。しかも、ひとりは高校生。初対面で、しかも年上の大学生と一緒にアイデアを練っていくのは大変かもしれないと少し心配していたそうです。しかし、いざチームになれば、ふたりはメンバーとして対等に意見を交換しており、高校生の柔軟な発想と相手より長い人生を送っている大学生の意見を掛け合わせていたそうです。彼らはアイデアをゼロから練り直し、約40人へのアンケートやヒアリングを粘り強く重ね、素晴らしいアウトプットになっていました。
審査員の私は中間発表と最終発表の状態しか見られていないので、まさか過程にそんなことがあるとは知らず、正直驚きました。皆さんの短期間での成長に感動しましたし、「社会人の私も負けていられないな」と気が引き締まりました。
有吉:私も似たような話を聞いています! 審査員の私から見ても、初日に困っていたというチームほど、プログラム終了後に晴れやかな表情をしていて。「普段は自分に近い考え方の人としか出会えないけど、大きなことを実現するには違う考え方を持つ人と力を合わせなければいけないんですね!」という感想が印象的でした。
学生の皆さんに、これだけは伝えたい!
― 濃密な時間をともに過ごした今、学生の皆さんに伝えたいことはありますか?
佐藤:「もっとこういう世界だったらいいのにな」を忘れずにいて欲しいです。サービスや事業を創る時にはあったはずの熱い思いが、いつの間にかなくなってしまい、気付けば「あれ、自分たちが目指していた世界ってどんな世界だったっけ?」と分からなくなってしまう…社会人になると、そういう場面もあるかもしれないのですが、今回の「WOW! BASE」での経験を思い出していただけたら嬉しいです。
白石:ぜひこれからも「好奇心にまっすぐ」でいて欲しいですね。「これがいい!」と思ったら、発信する。誰だって知らないことは知らないですし、自分しか持っていない価値観・知識もあるはずです。間違っている/いないは横に置いて、一旦口に出してみる。それが周りの人たちの気づきにもつながりますから、「意見してもいいですか!」と積極的に言うくらいの日々を過ごしていただきたいです。
礒本:同感です。その人が感じていることや見えていることに正しい/正しくないはありません。自分が思ったことをそのまま伝えるだけでも価値があることですから、勇気を持って伝えてみて欲しいですね。失敗を恐れず、気軽に!
有吉:「自分なりの意義」を見つければ、挑戦しやすくなると思います。「世間の常識では、自分はこうするべき/正解はこう」ではなく「自分は○○のために挑戦したいんだ」が言語化できていれば、それでいい。自分が何をしたいか内省を繰り返しながら他の人と接点を持つうちに、自然と他者の気持ちも理解できるようになっていくと思います。それがゆくゆくは、ビジネスにおいて重要なユーザーの理解にもつながるのではないでしょうか。
― 他者・社会と接点を持つ機会として、ぜひ「WOW! BASE」を活用していただきたいですね。
礒本:ビジネスコンテストと聞くとハードルが高く感じられるかもしれませんが、「WOW! BASE」なら、新規事業や企画を立案するためのインプットやサポートも充実しており、初めての方にも安心して参加いただける体制が整っていると感じました。他の参加者との対話を通じて、見える世界が広がるきっかけ・つながりにもなると思うので、まずは気軽に参加していただけると良いと思います!
白石:どのチームの提案も、私たちにはないアイデアが盛りだくさんでした。今回参加された方の半数以上はビジネスコンテストに出た経験のない方がほとんどだと聞いています。プログラムの始めから終わりまで、「WOW! BASE」企画・運営者や私たちを含めた従業員が伴走します。何かにチャレンジしたい学生の皆さんは、ぜひ「WOW! BASE」という機会に触れていただきたいです!
登壇者プロフィール
※プロフィールは取材当時のものです
- 有吉由香(ありよし・ゆか)
- 株式会社韓国 カジノ ポーカー プロダクトデザイン室
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事業会社の広報・PR職を経て2017年に入社。結婚・出産領域を経て2022年から美容領域にて『ホットペッパービューティー』のプロダクトマネジャーを務める。主にスマート支払いの機能改善を担当
- 礒本菜緒(いそもと・なお)
- 株式会社韓国 カジノ ポーカー プロダクトマネジメント統括室
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大学卒業後、2020年に入社。以来、『韓国 カジノ ポーカーナビ』や『すごい時間割』のプロダクトマネジャーとしてアプリの機能改善を担当
- 佐藤和香(さとう・のどか)
- 株式会社韓国 カジノ ポーカー 旅行Division じゃらんリサーチセンター
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印刷会社の企画職を経て2021年に入社。若年層の旅行需要創出プロジェクト『マジ☆部』の企画・運営を担当
- 白石雅久(しらいし・がく)
- 株式会社韓国 カジノ ポーカー プロダクトマネジメント統括室
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理科教員、テクノロジーコンサルタントを経て2021年に入社。以来現部署で『スタディサプリ』のプロダクトマネジメントを担当