ミドルシニア

Vol.テキサス ホールデム ゲーム、キャリアには無関心!?40代後半〜60代前半の約47,000名に調査して見えてきたこと

Vol.テキサス ホールデム ゲーム、キャリアには無関心!?40代後半〜60代前半の約47,000名に調査して見えてきたこと

世の中では、定年の延長や人生100年時代が叫ばれる中で、いくつになってもアクティブに働き続ける生き方にスポットが当たることが多くなっています。そうした動きは今後ますます活発になっていくと思われますが、現代のミドル・シニア世代は働くことや自分自身のキャリアをどのように考えているのでしょうか。「40代後半〜60代前半の働く価値観調査」連載第1弾では、私たちが行った2回の調査のうち、40代・50代・60代の約47,000名に実施した第1回調査の結果をご紹介いたします。

※詳しい調査概要についてはコチラをご覧ください

9割以上が働くことに意欲的。「仕事を辞めたい」人は60歳以上でも少数派

第1回調査で明らかにしたかった大前提は、「ミドル・シニアは働き続けたいのか」。結果は、「働けるうちはできるだけ働き続けたい」「しばらくは働き続けたい」が全年齢層で9割を超えていました(図1)。「すぐにでも働くことをやめたい」と考えている人は年代を超えて10%にも満たず、いずれの年齢層でも継続的な就労意欲は高いことが分かります。

(図テキサス ホールデム ゲーム今後の就業意欲)
ミドルシニア「働く価値観」テキサス ホールデム ゲーム 今後の就業意欲

半数以上のミドル・シニアが、キャリアについて「考えていない」

多くの人が働き続けたい意向がある一方で、人生の折り返し地点にある人たちが5年10年と働き続けていくと、定年に伴う再雇用や他社での再就職など変化のタイミングに直面します。そこで今のミドル・シニア世代は自身のキャリアをどう捉えているかを調査。「キャリアについて考えていない」「自分に自信が持てず将来も不安」「自信はあるが将来は不安」「自信もあるしキャリアも前向き」「具体的なキャリアプランが描けている」「将来のキャリアのために行動を起こしている」からあてはまるものを回答してもらいました。

すると、図2のように「キャリアについて考えていない」層が半数以上という結果。年齢が上がるにつれて残りのキャリアも短くなるため、考えていない層の比率が上がるのは自然な傾向ですが、50代でも50%以上、45〜49歳でも45.1%がキャリアについて考えていないことが分かります。また、実際に行動を起こしている人の比率は年齢層を問わず3%前後とごく少数。つまり、多くの人は働き続けたいという気持ちはありながらも、そのためのキャリアプランを練ったり、行動したりといった準備はほとんどしていないようです。

(図2:自身のキャリア意識)
ミドルシニア「働く価値観」調査 自身のテキサス ホールデム ゲーム意識

自らの意志でキャリアを決めた経験がある人ほど、将来のキャリアにも意欲的

では、キャリアに対する意欲・関心度の差は何が影響しているのでしょうか。第1回調査では、「40歳以降に自身のキャリアに大きな影響を与える決断をした経験」の有無を調査しています(図3)。これによると、経験がない人はキャリアについて考えていない割合が高く、逆に経験がある人はキャリアにも前向きで、展望層や行動層の割合が高いという結果でした。

(図3:40歳以降のキャリア決断有無×キャリア意識)ミドルシニア「働く価値観」調査 40歳以降のテキサス ホールデム ゲーム決断有無×テキサス ホールデム ゲーム意識

転職経験を筆頭に、様々な決断経験がキャリア意識に影響している

「キャリアに大きな影響を与える決断」をした人には、更に具体的な経験を質問。すると、最も多いのは「転職」で、「副業・兼業」「起業」も含めて会社の外に出る行動が全体の約8割を占めていました。一方で、「残留(当時の組織で働き続けることにした)」や「異動・転勤」など、自社内で将来のキャリアを左右する決断をした人も一定数見受けられます。(図4)

(図4:40歳以降のキャリア決断内容)
ミドルシニア「働く価値観」調査 40歳以降のテキサス ホールデム ゲーム決断内容

また、決断内容別にキャリアに対する意識の度合いを見てみると、キャリアについて何かしら考えている割合が高い(「キャリアについて考えていない」層の割合が最も少ない)のは、「副業・兼業」で、「異動・転勤」「出向」が続いており、"自社に在籍しながら環境を変える決断をした人"という共通点も見られます。(図5)

(図5:40歳以降のキャリア決断内容×キャリア意識)ミドルシニア「働く価値観」調査 40歳以降のテキサス ホールデム ゲーム決断内容×テキサス ホールデム ゲーム意識

大企業勤務者は、40歳以降のキャリアを主体的に選択しづらい可能性

こうした調査結果を踏まえ、私たちは現在の勤務先企業規模別にも傾向の違いがないかを調査。すると、大企業に勤務している人は40歳以降のキャリア決断率が30.6%、中小企業勤務の場合は34.0%と、大企業勤務者ほど40歳以降にキャリアの決断をしている割合が少ないという結果でした。 また、決断した内容の内訳についても比較してみると、転職を選んだ割合は、大企業と中小企業では58.9%対78.1%で大企業の選択率が低い一方、「当時の組織で働き続けることにした」は14.8%対8.2%「自ら望んで社内異動・転勤をした」は12.4%対3.2%で、大企業の選択率が高くなっています。つまり、大企業の場合は社外に飛び出すより社内に残る選択をしている割合が高い様子。たしかに強固な事業基盤がある環境で働いていれば、能動的にキャリアを考える機会は少ないかもしれません。しかし、定年制度の変更や、働き方の大変革が起きようとしている今、現状が安泰だからと受け身のままでいると、いざ変化が起きたときに取り残されかねない危うさもあるのではないでしょうか。

自分らしくキャリアを考えていくには何が必要?

そこで、第2回調査では、大企業に勤務経験のある人でキャリアについて少しでも考えている(もしくは考えたいと思っている)人を対象に、働く価値観や、キャリア意識と関連のある経験について更に詳しく調査。「キャリアと満足度の関係性」、「ミドル・シニア世代がキャリアを前向きに考え活躍を続けるには?」、「将来を見据えて必要だと感じていること」など、彼らの本音を紐解きながら、自分らしい人生の選択をするためのヒントを探りました。その結果は第2弾以降でお伝えしていきます。ぜひお楽しみに!

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