テキサス ホールデム 確率

日本は少子高齢化社会のトップランナー。社会構造の急速な変化に対応していくうえで、「高齢者の就業」がひとつのテーマになっています。

2020年、政府は"70歳までの就業機会の確保を企業の努力義務とする、「高年齢者雇用安定法」の改正案"を閣議決定(2021年4月施行)。企業でも定年制度の見直しやシニア採用を行うなど、この世代の活躍促進を狙った取り組みも増え始めました。

このように世の中では高齢者を"社会の重要な担い手"と位置づけている一方で、これからますます社会が変化していく影響を受けるであろう世代の方々自身はキャリアや働くことについてどのように考えているのでしょうか。

そこで私たちiction!では、人生100年時代の折り返し地点にいる45~64歳の「ミドル・シニア世代」、約47,000名に意識調査を実施し、結果をまとめました。(第1回調査)。

また、大企業のミドル・シニア層にフォーカスした調査も実施(第2回調査)。日本型雇用と言われる新卒一括採用や終身雇用の枠組みが残る環境を長く経験してきた大企業勤務経験者の、仕事・会社・キャリアに対する本音を探っています。

これまで、5回に渡って連載してきた内容をレポートとして、これまでお届けした内容にプラスし、調査データをまとめました。

いくつになっても自分らしく働く、そんな選択肢を当たり前に

アンケート結果から見えてきたのは、20年、30年と仕事を続けてきた経験豊富な人たちでも、少なからず不安があること。本当は長年にわたって培ってきたスキルや知見をお持ちなのに、自信を持てずにキャリアの決断を思いとどまる人が多いことです。その一方、自分らしい人生を歩むべくキャリアを切り拓いているミドル・シニアのみなさんもいる。私たちは、この差が生まれる原因を解消することが、多くのミドル・シニアがそれぞれの人生を元気よく歩むことにつながり、ひいては日本全体も元気になるのではないかと考えました。

「自分に自信を持つ」、「環境を変える不安を払拭する」、「実現したい理想の姿を描いて行動する」。今回の調査結果では、ミドル・シニアがアクティブに考え行動していくには3つの壁を乗り越える必要があることが見えてきました。全てに共通するキーワードは、「変化」です。実際に行動を起こしている人は、今の仕事・環境とは異なるところに身を置くような変化によって、客観的な視点で自分自身や"外の世界"を見つめ、新たな人生の可能性に気づいていました。

また、この変化とは人生を変えるような大きなものだけではありません。日常の小さな一歩でもよいことが、当事者のみなさんの声から見えてきました。「社内のミニプロジェクトに参加した」「社外の研修に参加した」「趣味の仲間から褒められた」...。ほんの少しの変化が、自分の将来を考えるきっかけになったという人もたくさんいます。自分らしいキャリアを歩めるのは、特別な経験をしてきた人だけではなく、本来は誰にでも実現できる可能性がある。今回の調査結果は、そんな希望を示してくれたのではないでしょうか。

この調査結果がひとりでも多くのミドル・シニアや周囲の人々に届き、みなさんそれぞれが自分らしい第一歩を踏み出すために役立ちますように。

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