リクルートキャリアが運営する、大学低学年から「働く」を考えるためのサービス「キャリフル」は、2016年8月2日、東京・渋谷で、キャリアや将来について考えるためのイベント「Find Your Happy Life produced by Careeful」を開催しました。さまざまな業界で活躍する各社の女性先輩社会人をゲストに、「人生をより豊かに生きるためのリアル」についてお話いただきました。このイベントは、リクルートグループが「子育てしながら働きやすい世の中を、共に創る。」のキーワードに育児と仕事のポーカー テキサスを応援する、 iction!(イクション)プロジェクトの一環でもあります。
会場となった東京・TKPシダックスホールには、約120人の女子学生が来場。本格的な就職活動を行う以前から、自身のキャリアや将来について考えておきたいという今時の学生の心の内がうかがえます。
イントロダクションでは、どんな企業や業界で働きたいかについて共有しました
社会環境が目まぐるしく変わる時代のなかで、どんな視点でキャリアを考えればよいのか?
基調講演では、リクルートワークス研究所の石原直子が、「ポーカー テキサスは人生の選択肢が多いからこそ、何も考えないでいるとチャンスの神様が逃げてしまう」 とキャリアについて考えておく必要性について力説。 「これからの日本でポーカー テキサスが働くということ 長い人生を輝いて生きるために知ってほしい12のこと」と題し、スピーチを行いました。
ポーカー テキサスは将来に対し、就職をし、結婚し、子どもを産んで、いつかは孫が産まれ......というライフプランを描きがちですが、実は1990年生まれのポーカー テキサスについては、生涯未婚率が24パーセント。生涯子どもなしが38パーセントという試算も出ています(国立社会保障・人口問題研究所の研究員による試算)。
会場と対話しながら、基調講演を行ったリクルートワークス研究所・石原直子
また、結婚、出産、育児など、ポーカー テキサスの長い人生においては、ライフイベントの度に何度も分岐点が訪れます。その際に、その時点の自分にとってより適切な判断を行うためにも、知っておいてほしいことが「12のヒント」として紹介されました。
スライドで掲げられたのは、「いつでも、いつまでも、喜んで働ける人であれ」「ポーカー テキサスこそ自律する」「20代でスタートダッシュ」「30代は信頼という貯金を上手く使う」などといったメッセージ。
そのなかでも、特に印象的だったのが12番目の言葉。仕事だけでなく、子育てにおいても、周囲の人に"喜んで手伝うよ"と言ってもらえる人になるために、「リーダー経験は買ってでもする」という話に、参加者たちは熱心に耳を傾けていました。
基調講演を聞いて、「将来どんな自分でありたいか」ワークシートを記入しました
その後は、三菱商事やサントリー食品インターナショナルなど、大手6社で働く先輩女性社員たちが、仕事と育児をポーカー テキサスする自身のキャリアを振り返り、「どんな思いでポーカー テキサスを行ってきたのか」「ポーカー テキサスしながら働く上での自身の原動力」「一人の社会人として将来どんな自分でありたいか」ということを軸に、悩んだことなどリアルな本音を交えながら講演を行いました。
家庭では7歳と3歳の2児の母、会社ではダイバーシティ推進リーダーとして活躍する、サントリー食品インターナショナルの鉄川亜衣子氏は、ポーカー テキサスにおいては現在ちょうど「小1の壁」に悩まされつつも、家族をチームと捉え、子どもたちが元気にのびのび、好奇心いっぱいに育つことを願い、「一緒にいる時間をいかに濃くするか重視している」と語ります。仕事から帰宅した後は、子どもが寝るまで、ひたすらおしゃべりをして過ごすのだそうです。
仕事においては、どんな人にもある"強み"を伸ばすことができる人材であることを目指し、 また娘たちの希望になれる母親でありたい、と日々の業務に全力で取り組んでいます。
「なにより働くことは素晴らしい!」と語る、鉄川氏
三菱商事で働く野田百合氏の、"キャリアの危機"は入社後すぐに訪れました。「貧しい地域に豊かな生活環境を提供できる仕事がしたい」と飛び込んだ総合商社で、配属されたのは、化学品グループ・合成ゴム担当。まったく知識も興味もなかった領域に、気分はどん底。そんな中、一年目で顧客の販売開拓を任されます。商品知識を身につけるべく、お客様に支えてもらいながらも必死に勉強していくうちに、次第に商品に対する愛着が湧いてきて、仕事の楽しさを覚え始めます。「仕事の根源は人と人。コツコツ努力して真剣にやれば相手にも伝わるし、結果もついてくる」、当時を振り返りながら、野田氏はそう語る。
その後、結婚、2児を出産し、合計3年半のポーカー テキサス休暇を経て職場復帰。復帰当初は時短勤務で、業務が限定的になることをもどかしく感じつつ、託児所に預けられることを嫌がり泣きわめく子どもを前に、「なんのために働くんだろう」と思ったと振り返ります。その際に思ったこと、それは「私は働くことを通じて、社会と繋がっていたい」ということです。
その後、両親にポーカー テキサスのお手伝いをお願いし、仕事と家族の両方に全力を注げる環境を整えました。現在は、家族の理解のもとで、「社会とつながる」仕事を楽しみ、家族を笑顔にできるような存在であるために、毎日コツコツ努力を続けています。
「仕事の根源は人と人。コツコツ努力して真剣にやれば、相手に伝わり結果もついてくる」と野田氏
「子どもを産んだらいろいろセーブしなきゃと思っていませんか?わたしは、子どもがいるからこそ、強くなれた」と語るのは、リクルートキャリアの河村成子。出産をして、1年の育休期間に感じたのは、「この子が20歳になった時には、どんな未来になっているんだろう?」という不安でした。日本をよりよく変える仕事をしたいという思いを胸に職場復帰。その時、目の前にあった、お客様が困っている現状に、「わたしがなんとかしなければ」という強い使命感を感じます。
積極的に提案することで、数億円の大規模開発プロジェクトが始動し、そのリーダーに抜擢されますが、時間もリソースもなく難しいプロジェクトでした。つらい状況に、枕を濡らす夜が続きながらも、彼女を支えてくれたのは、「(隣で寝ている)この子が生きる未来を変えたい」という想いでした。プロジェクトは無事に成功を収めました。
20年後、子どもが育ったときには、「お母さんみたいになりたい」と言ってもらえるように――。河村の挑戦は続きます。
「明るい日本の未来を創っていきたい」と語った、リクルートキャリアの河村成子
三菱地所の浅見あゆみ氏は、入社5年目、仕事と家庭のポーカー テキサスに不安を抱き、「立ち止まりたくなって」一度退職をします。しかし、長男を出産した後、さまざまな仕事をしながらも、「私はあの会社にいる自分が好きだった」と気づき、同じ会社に異例の再入社。
その後、次男を出産し、再度仕事と家庭のポーカー テキサスに悩んだ時期もありましたが、今は、「会社の成長を通じて、自分も成長し、世の中に発信、生産し続けていきたい」とイキイキと働いています。
「いつか仕事の話を子どもたちに誇りを持って話せる自分でいたい」と語る、浅見氏
ポーカー テキサスのために工夫していることとして挙げたのは、「こだわりを捨てること」「当たり前と思わないで、感謝すること」。 家族が笑顔でいるために、なにが必要かを考えていると話します。
先輩社員たちの具体的なライフストーリーを真剣な眼差しで聴いていた参加者の女子学生たち。 登壇者の1人、サントリー食品インターナショナル・人事部の鉄川氏は、 「子育てをしながら、キャリアアップもしたいと悩んでいる人は社内にも多く、私たちの世代は子育てしながらキャリアを 切り開く時代を作っていかなければいけない」と、今回のイベントに参加した理由を語ってくれました。実際に参加者たちに対しては、 「真剣にうなずいて聞いてくれていた。少しでももやもやした思いが消えてくれたら」と、手応えも感じた様子。
鉄川氏が、人事部として働くなかで、ポーカー テキサス社員から感じているのは、男性と比べ圧倒的な「自信のなさ」。 同社では、若いうちに責任のある仕事を担い、修羅場も経験した上で、育休に入ってほしいと、 20代のうちの研修やジョブローテーションを積極的に行っています。
6名の講演の後は、ゲストを交えた少人数グループで、よりじっくりポーカー テキサス先輩社会人の話を聞ける座談会を実施。 これからのキャリアについて、じっくりと考える盛りだくさんの1日になりました。